入院して手術して退院してきた

鼠径ヘルニアの手術は無事終わり退院してきた。

病院によっては日帰り手術をしている所も有るみたいだけれど、やっぱり入院は必要だ。

手術の後は痛いし不安も有る、家に帰っちゃったら不安は募るばかり。

その不安を和らげるためにも入院は保険なのだ。

そんな私も入院前は2泊3日で帰って来るつもりでいたけれど結果3泊4日の入院となった。

 

入院初日、お昼ごろの入院だったけれど午後からは病棟の案内や手術の説明、本人確認のためのリストバンド装着と忙しく夕方には点滴のルート確保をした。

手術中に絶対抜けないように腕の中のほうの静脈へ太目の針を入れる、これがなかなか痛い。

 

食事はこれぞ病院と言った薄めの味付け、でもしっかり完食。

 

次の日はいよいよ手術。

午前9時開始なのに6時頃から点滴が始まる、しっかり着圧靴下も履いて。

手術で怖いのは血栓症、1時間半程の短い時間の手術でも対策はしっかりとするんだね。

 

手術室の前にはおとうさんが待っていた、来なくて良かったんだけれど術後に執刀医から手術の説明が有るとかで急遽来てもらった。

家族のいない人はどうするんだろう。

手術室に入る前にリストバンドのバーコードと合わせて生年月日で本人確認をして入室、手術室に入るともう1度担当看護士が名前生年月日手術名手術箇所などの質問がされて絶対に本人に間違いないよの確認をされて手術台に寝かせられる。

寝かせられると血圧計心電図血液中の酸素濃度を測る機械を付けて、マスクを口に乗せたと思ったらあっという間に手術が終わっていた。

手術が終わると手術室で執刀医が声をかけてくれる、予定通り手術は終わりましたよ孫のお守は1か月後からねと言われてしまった。

入るときは歩いてきたけれど帰りはベットで運ばれる。

麻酔が効いていて今何処に居るのか分からない、部屋に帰ってもどうやってここに戻ったのかがあやふやで。

部屋に戻るとキズが痛い、重い生理痛とか筋肉痛のような感じだ。

寝返りが無理だし咳もハードルが高い。

その日は朝昼と御飯抜きだけれど夕ご飯は普通食が来るらしい、食べられるかなというより起きられるかなという感じ。

 

午後3時頃に麻酔が切れ看護婦さんにトイレに連れて行ってもらう。

どうにか起きられたしトイレにも歩いて行けた。

処方された痛み止めを飲み次は寝る時にもう1度飲む予定。

傷はね痛いよね、お腹に穴をあけてるんだもの痛い。

明日家に帰れるかすっかり不安になる。

 

夕ご飯が来て食事を始める、食べ始める前は何ともなかったのに1/3食べたぐらいで急に吐き気に襲われ吐き戻す。

胃から下にまだ麻酔が残っている感じ、麻酔は切れたと思ったのにすっかり自信喪失。

次の日の朝はまた吐くと困るので朝食で出た牛乳とお味噌汁だけを飲む。

どうにか吐き気は収まっているようだ、お昼ご飯はご飯も半分食べて徐々に体調をあげていく。

その日の回診で明日、つまり今日退院と言われる。

2泊3日と思っていたのに3泊4日の入院が決定、吐き戻したり痛みが有ったりと仕方ないよなと内心納得。

ただ痛みは引いてきており寝返りも打てるようになり始める、今の医学凄い。

 

今日、痛みはまだあるけれど痛み止めは飲まなくてもいられる位に回復。

さっきバスと電車を乗り継いで家に帰って来た。

ボチボチと家でも体調をあげていく予定、無理は禁物ね。

 

家で飲んだコーヒーはインスタントだけれどチョ~美味しかった。