夜間診療所

昨夜、8時頃におとうさんは焼酎を飲み終わり9時頃に就寝した。

今日は月曜日、このところコロナのせいでおとうさんは時差出勤となり朝7時前には家を出ていた。

私も引越しでお疲れ気味、10時半ごろには布団に入った。

二人とも寝入ったなと思った午前0時過ぎ、おとうさんが「俺、大変なんだけど!」と私を起こした。

 

飛び起きておとうさんを見ると体を掻いている。

どうしたのと聞くと体中に蕁麻疹が出て眠れないとの事、そりゃ大変!

蕁麻疹で怖いのはアナフィラキシーショック

幸い息苦しさは無いようだけれど全身赤く地腫れしている、ここまで酷いとお医者さんに診て貰うしかない。

急いで市政便りを出して休日診察の病院を探す。

あれ?今日は日曜日だけれどもう休日診察は終わっているか?探さなければいけないのは夜間診療所だよね?

もう1度市政便りを見ると前は保健センターに内設されていた診察所が新しく出来た総合上院脇に移転しているようだ、行くのは此処か!

電話番号も出ていたから具合の悪いおとうさん本人に電話して貰う。

電話口では何度も熱は無いかと確認されていたけれど、コロナの疑いは無さそうとの判断からか今から来て下さいと言われて。

ところがおとうさん本人は夜8時まで飲酒していて運転は無理、タクシーを呼ぼうかと考えたけれど。

仕方がない私が運転するしかないかと覚悟を決めておとうさんと一緒に着替えをする、夜は目が良く見えないから運転しないことにしていたけれど時間が勿体ないから。

夜中さっきまで寝ていたのに恐る恐る車を出しておとうさんを夜間診療所に連れて行った。

午前0時の街中は車も殆ど走っていなくてとっても空いていた。

コロナで夜間営業自粛中だからかもしれない。

お父さんに道案内されながらだったけれど無事に診療所のビルに到着。

駐車場もガラガラで車も入れることが出来て、さあ診察だ。

蕁麻疹はとっても酷くて点滴されるかなと思ったけれど結局は薬が出ただけ。

薬が出るとすぐに1錠を車の中で飲み、概ね1時間半で我が家に戻って来た。

 

で今朝、本当なら会社を休んでもらうところだけれど転勤後初めての役員会が有るのだとか。

仕事が終わってから掛かりつけの病院に行こうかなと言いながらおとうさんはいつもより少し遅い7時15分に出社していった。

蕁麻疹の原因は全然分かっていない、困ったものだ。