去年の3月末おとうさんの仕事の都合で2年間住んでいた東京から自宅の福島に帰ってきた。
東京では震災の騒ぎも落ち着いてそんなもんだと戻ってみたら、県や市では住民の放射線への不安を取り除く色々な事を行っていてちょっとびっくりした。
その一つに個人の年間積算線量計の計測があった。
協力出来る人が対象なんだけれど、たぶん福島市民全員に協力依頼があったみたいなのだ。
それで東京から帰ってきた身としてはやっぱり協力した方が良いかなと思い3ヶ月ガラスバッチを付けていた。
その結果が今日送られてきた。
結果がこれ。
測定結果からすると二人とも通常生活範囲内の放射線量で健康被害は出ないという判断なんだけれど、私はおとうさんの倍の放射線を浴びていた。
それはおとうさんはいつも鉄筋のビルの中で仕事をして、私はチャリンコで外気を浴びながらお買い物をしたり畑仕事をいるせいだと思う。
今のところ私は元気でこの結果から外に出るのを控えようとは思っていないけれど。
もちろんそれを不安視する人はいるとは思う、心配性の人はどこにでもいる。
「美味しんぼ」の作者の方が福島の事を心配されているようだ。
ご本人に話を聞いたことは無いし、その本も読んでいない。
もちろん福島にも同じことを言う人はいる。
だけど福島に暮らして庭で作った野菜をもりもり食べチャリンコを漕いで生活していて鼻血は出ないのだ。
今の福島に暮らして健康への影響は殆どないのじゃないだろうか。
もしかしたら前より元気になった人という人もいるかもしれない。
放射線には細胞を活性化する働きもある、温泉に保養に出掛けるあれだもの。
ただそんな事を言うとみんなに前向き過ぎると突っ込まれるのだ。
福島に暮らして。
いつもと同じ毎日を今日も繰り返している。