茎が命

すっかり春めいて花粉が沢山飛んでいる。

あまりに沢山飛び過ぎてベランダは黄色くなっている。

 

この暖かさのせいで庭の青菜は大いに茂っている。

頑張って食べないと花が咲いてしまうから毎日食卓に並ぶ。

毎日食べていても飽きないところが青菜の良いところ、でも美味しいのは茎だ。

茎だけ食べたい、茎を食べるために青菜を食べているのだ。

 

今日も山盛りの茎を食べるのだった。f:id:yayoi50:20190312173807j:plain

 

次に美味しいのは花。

茎の下には花房が隠れている。

8年

今日は東日本大震災の日、あの日から8年が過ぎた。

テレビや新聞では特集が組まれ毎日震災関連番組が流れるけれど、それが何ともやるせない。

そんなテレビ番組を見るとはなしに見ていると、被害にあわれたおばあちゃんが淡々とその日の事を話していた。

 

娘は孫を抱いて避難していた、あと少しでこの崖を上ればというところで津波が迫ってきた。

もうすでに崖の上に避難していた人たちの中から赤ちゃんを捨てろ!と声が飛ぶ、赤ちゃんを捨てて登って来い!と。

すると娘は、ダメ!赤ちゃんは捨てられない!そう叫ぶとその声とともに娘と孫は津波にのまれてしまったと。

 

おばあちゃんはその話をしながら泣いていなかった、何度も何度もこの話をしてきたんだろう。

話は続く。

 

でもね娘はみつかったの、津波の引いた崖下の泥の中から。

だからきっとその近くに孫もいるだろうと思って周りを掘ったんだけど孫は見つけられなかったの。

 

私はニュースを見ながら泣けて仕方なかった。

死んでしまった娘さんへなのか、それともまだみつからない孫さんへなのか、それとも二人を亡くしたおばあちゃんへなのか、どうにもしがたい思いが胸に渦巻く。

それなのにおばあちゃんは少しも泣いていない、淡々と話しているのだ。

 

そして話はまだみつからない孫のことに。

あの日大津波にさらわれた孫はもしかしたどこか遠くの浜に流れ着いて、優しい人に拾われて無事に大きくなったのかもしれないと思うの。

生きていれば孫はもう小学生、新しいランドセルを買ってもらって、きっとどこかの小学校に通っているんだろうと思う。

だからみつからないんだと。

 

おばあちゃんの家の仏間には等身大に引き延ばされた娘と孫の遺影が飾ってあった。

その娘と孫の顔をなぞるおばあちゃんの震災はまだ終わらない。

記念品

異動が発表になって親しくしていた方も退職されることになった。

おとうさんは会社から帰ってくると退職者に何か記念品を贈りたいなあと言い出して。

そうだね、異動はお別れの季節だものね。

 

なので今日は朝からまずお父さんの会社に私物を取りに行って(引越しは無いけれど仕事する部屋は変わるために普段使わない物は一旦自宅に持ち帰り)、その足で記念品を物色することに。

色々探したけれど記念品はおとうさんの好みで青い江戸切子のぐい飲みに決めてお買い上げ。

 

途中でランチを食べて。

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チョイスしたのがランチCセット、手前のエビチリが1番美味しかったけれど。

これにおひつ入りのご飯が付いている、お代わりまでしておとうさんと二人食べ過ぎちゃった。

 

家に戻って私は玉葱に肥料を撒いて土を少し入れて、スナップエンドウには支柱を立てて畑仕事に励んだ。

おとうさんは持って帰った私物の整理と新しい勤務先の準備。

二人ともそれなりに忙しい。

 

今日は晴れて動くと暑いぐらい、部屋の中も暖かい。

今日は冬に逆戻り

朝起きたら畑が白かった、夜のうちに雪が降ったようだ。

薄っすらと白くて降ったと言う程では無かったけれど、やっぱり雪で今日は冬に逆戻りだ。

そのうえ北風が強くてとっても寒い。

このところヤル気が無くて、そもそもいつもヤル気は無い気がするけれど買い物には出ずに有る物を食べる気になっている。

 

おとうさんの異動が決まったから母に電話をしているけれど午前中からからずっと留守。

昨日雨降りだったから今日は寒いのに病院の梯子かな。

夕方又電話しなければいけない、引越しは無かったから私的には良かったのだ。

 

このヤル気の無さはおとうさんから移ったに違いない。

異動が決まって良いこと悪いこと、会社の中だと色々あるよね。

おとうさんはイライラでそれがヤル気を削いでいるんだと思うのだ。

一緒に生活していればそんなこともあるだろう。

 

子供達から届いた美味しいお菓子を食べて落ち着こう。

今日は雨

今日は朝から雨降りだ。

このところ3日周期で雨が降っている。

雨が多いのは春だから、なんだけれど何とも鬱陶しい。

そのうえ部屋の中は寒い。

 

雨が降った翌日晴れると花粉が一斉に飛ぶらしく、ベランダや車が黄色いチョークの粉を撒いたように汚れるから困る。

特に花粉症では無いから家に籠るほどではないけれど。

 

土曜日には晴れて気温も上がりそうだから、スナップエンドウの支柱を立てようかと思っている。

2月半ばから気温が高くて朝の冷え込みが無い、氷が張っていないのだ。

そのせいかスナップエンドウの伸びが良くて蔓が出てきてしまった。

あんまり早く大きくなると遅霜の被害にあいそうだけれど、そんなことも言っていられない。

自然の力に合わせるしか仕方のない、農業なのだ。

今年の畑

買ってきた種芋を凍るといけないから玄関に置いた。

ネットに入っているから転がらないしこのままで大丈夫と思っていたら。

それをみつけたお父さんが、今年は一種類しかじゃが芋植えないの?去年は他の色のも作ったのに?と聞いてきた。

今年はね色々予定が入っているから1種類にしたの、簡単な畑の予定と答えておいた。

そうしたらなんだかガッカリしたみたいだった、なんでだろう。

 

おとうさんは畑には参加していない。

時々家の中から大きくなった実を食べ頃だよと教えてくれることは有っても、お料理された野菜を食べるだけだ。

除草も植え付けも面倒を見ることはしないから、そんなにガッカリしなくても良さそうなものなのに。

狭い所に色々な野菜を植えているから畝も細くてギッチリなのに、何種類もじゃが芋を作ってほしいのかな。

 

まあ、おとうさんがもっと作ったら!と言っても畑の管理者は私だから今年のじゃが芋は1種類なんだけどね。

プレゼント

お誕生日が来て子供達からプレゼントが届き、とっても嬉しい。

プレゼントはお菓子色々だった、美味しいお菓子にしてねと頼んであるから。

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私から私へのプレゼントはいつものじゃが芋の種芋だ。

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去年は珍しい種類も植えたけれど今年植えるのは とうや だけ。

3月から5月までちょこちょこと下の子の手伝いで忙しいから、今年は簡単な畑にしようと思っているのだ。

でもじゃが芋は野菜の中では簡単なほう、植えたら後は掘るだけだから。