気遣い

数日前に母から敬老の日のプレゼントのお返しに孫たちに新米を送りたいんだけどと電話があった。

何時が良いかなと聞くのでこの連休は出掛けて留守だから帰ってきたら都合を聞いて連絡するねと電話を切った。

22日に帰った下の子に新米を送りたいと言ってきたけど都合は?と聞いたら土曜日午前中が良いと返事があった。

なので22日の夕方にひ孫の動画を添えてお嫁さんにLINEを送り、母に動画を見せて合わせて新米の発送希望日の伝言を頼んだ。

 

そして昨日、母から電話が来た。

ひ孫は大きくなったね良い赤ちゃん、動画がすぐに見れて嬉しいということと。

もう1つ、孫たちの住所が分からないからハガキで急いで送ってというもの。

そういえば子供たちはそれぞれ引越しをしていた、その後にプレゼントを贈ったりしているけれど送り状の文字は小さくて母には見えないのかもしれない。

じゃあお嫁さんにLINE送るよと答えた、私はそれが早いと思ったから。

すると母はそれは困ると言う、なんで?

どうやら母は自分でこなしたいようなのだ。

お嫁さんの手を煩わせたくない、お嫁さんへの気遣いなのかそんな感じがした。

内心LINEならスグなのにと思ったけれど、ガラケースマホも持たない母の為にハガキに住所を書いて送るからと約束をした。

 

子供たちの住所を確認してハガキに書こうとして、でもこれじゃ文字が小さいかもと思いなおして見やすいように大きな紙に子供の名前と住所と電話番号を印刷して速達で出すことにした。

 

今日の午前中、母から住所届いたよとまた電話が来た。

お米とお味噌と入れて明日は大雨の予報だから今日のうちに出すからねとのこと。

まだ箱は締めていないと言っていたから、下の子は長ネギが好きだから畑のネギが掘れるなら入れてあげてと注文する。

あら!そうなの!今掘って入れるね!と心なしか喜んでいるようだ。

 

お米はどこでも買えるお味噌だってネギだって。

でもウキウキしながら送る荷物を作る母を思って、それを貰ってあげるのだ。

それも立派な親孝行のうちだから。