桜の蕾はまだ堅い

3月は私のお誕生月だけれど、私の母のお誕生月でもある。

3月末の母のお誕生日には既に予定が入っている為に行けないから、今日は顔を見に行って来た。

 

母は今年84歳、まだまだ元気だ。

自分の口で食べて自分の足で歩いている、話も面白いし達者なものだ。

でも一人で暮らしていたら心配だったと思う、だから同居している弟家族には頭が上がらない。

甥っ子達が小さい頃は母が面倒を見ていたから持ちつ持たれつだったとしても、年寄の面倒を見るのは大変なのだ。

今日は家族全員仕事だったらしく母一人でお留守番をしていた。

最近は振り込め詐欺が自宅に押し掛けて老人を殺してお金を奪っていくという凶悪な事件も有ったりして怖いけれど、弟家族がいるから安心だと話していた。

本当にそうだねと相槌を打ち、又お米を貰って帰ってきた。

貰うのも親孝行のうちだから。

 

実家の庭には大きな枝垂桜が3本ある。

今年は暖かいから桜の開花も早いかもと母は心配していた。

個人宅の桜なのに綺麗だからと町でライトアップされて観光客が沢山来るのだ。

その桜もまだ蕾は堅かった。

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