我が家に戻ってきて1ヶ月半が過ぎた。
その間におとうさんは2回階段から落ちた。
社宅マンションには内階段が無かったからなのか、それともただの老化のせいなのか分からないけれど落ちている。
もしかして老化のせいならもう治りようがない。
なにより骨折なんかしたら目も当てられない。
そこで社宅に住んでいる頃から考えていたプチリフォームを決めた。
まず始めに下のトイレを綺麗にしてくれた上の子の同級生の工事屋さんに電話して・・・。
するとなんと電話が使われていなかった。
え?
と言うか、大人になって携帯の番号が変わるってそう無い。
もしかして人生終わったのかな・・・ 工事の仕事嫌になったのかな・・・
色々考えたけれど、もう繋がりようがない。
今回も色々相談に乗って貰って良いこと教えてもらいたかったのに、残念。
まあこれも人生かと思い、他の業者を探そうとハローページをめくった。
業者は一杯載っているけれど何処に頼んだらよいのかさっぱり見当がつかない。
悪い業者だったら困るのよ・・・と思ったら、🌸◍水道の文字が!
上の子の同級生の彼はちょっと珍しい苗字なのだ。
もしかしてこれ彼のお店かな?🌸◍水道。
ハローページに載っているから電話番号は分かる。
架けてみて彼か聞けば良いかと思ったけれど、名字は分かるけれど名前を忘れてしまった。
仕方ない上の子に聞こうと思ったけれど、急ぎだしどうしようか。
そうだ卒アルだ、押入れを探して卒アルをパラパラそうだよタクマ君だよ。
それから早速電話した。
電話に出たのは彼では無かった、けれど仕事中だと言っている。
心配したけれど人生が終わった訳では無かった。
電話に出た人に用件を伝え折り返しの連絡を待つことにする。
だけどハローページの沢山のお店の中からよく🌸◍君を見付けたなあと、なんだか満足感が沸いてきたりして。
折り返しの電話は程なく架かってきた。
「わざわざお電話いただいて有難うございます、私独立したんです。」
あ~そうなんだ、だから携帯の番号が変わったんだ。
前回トイレなどリフォームしてから4年が過ぎている。
そして今日彼は見積もりに来てくれた。
3人で会社を回しているという。
前と変わらない感じで色々と相談に乗ってくれる。
一緒に来た人と直すところを見てくれたけれど、社長と呼ばれている。
あ~立派になったんだねえ。
人生終わったのかなとか考えたりして申し訳なかったけれど。
今週中に見積もりを出してくれるという。
若い人がしっかりと人生を進むのを見てこちらまで良い気分でリフォームの相談はスラスラ進んだ。
家が綺麗になり使い勝手が良くなっておとうさんも階段から落ちなくなったら言う事ない。
今から楽しみだなあ。