春先に蕗の薹が出ていたところに様子を見に行く。
東北大学の構内にあるその場所には予想通り蕗が茂っていた。
細い山蕗は皮を剥いて煮るのは大変だ。
けれど皮付きのまま伽羅蕗にすると美味しい。
そこで葉っぱの大きめの物を収穫して伽羅蕗を作ることにする。
毛羽立った外皮に降り塩をして板擦りに。
切って下茹でをして水に晒してあく抜き。
お水を加えずに調味液だけで煮上げて。
ほろ苦い味は大人向きの仕上がりだ。
私は蕗の煮た物が好きなんだけれど山菜好きのおとうさんは苦手。
筍とかウドとそう変わらないと思うんだけれど?
今回もおとうさんの箸が伸びることは無さそうだから私だけで味わおう。
ご飯によく合う山菜料理なのだ。