11日の夜に憂鬱な話をして、12日の朝もその続きの話をして。
そんなこんなで12日の夕方になって今日の予定表を見て(家族のお誕生日などを書いて置く物)ようやく今日が結婚記念日だったことに気が付く。
特に目出度い訳では無いけれど33回目。
このぐらいになるといつもの日常の1日になっているからこれといってお祝いをすることは無い。
念の為におとうさんにもLINEで知らせる、「覚えてた?」と。
そうしたらおとうさんも忘れていたみたい。
「あっ!」と返信が来た。
けれど帰ってきたおとうさんの手にはケーキがあった。
念の為らしい。
私は結婚て人生という長い道を一緒に旅する事だと思っている。
悲しい事も楽しい事も、苦しい事も幸せな事も、そんな荷物を持ちながらの。
けれど昨夜の叔父からの電話でその長い旅の果て、いつかはどちらか一人になってしまうのが今は心配。
33回目の結婚記念日は二人の老後を見つめる日になってしまった。