おとうさんの仕事の都合で2年ほど山形県に住んでいたことがある。
その時の友人がお兄さんの経営するさくらんぼ園で収穫したさくらんぼを送ってくれる。
今年おとうさんは引っ越しはしなくても異動になった。
お付き合いのあるあちこちに転勤ハガキを出すことになって、その山形の友人にも出した方が良いんじゃないのという話になった。
欠かさず届けられるさくらんぼが間違いなく我が家に届くようにお知らせをしておくのだ。
2年ぶりに福島に帰った去年は東京にいる間さくらんぼ狩りに行かれなかったから、おとうさんに無理を言って山形までさくらんぼの様子を見に行って来た。
勿論摘み取りをして試食をして。
そしていつもさくらんぼを送ってくれる友人にお土産を届けて顔を見てきたのだ。
友人のお兄さんが経営しているさくらんぼ園は出荷専門の果樹園だ。
普通は摘み取りをするお客さんを畑には入れない。
そして色付きよく形よく丹精込めて作っているのだ。
お客さんを入れて摘み取りをしている観光果樹園は果物の作りが甘い。
多少色付きが悪くても摘み取りに来たお客さんには分からないから。
だから友人のところのさくらんぼは大きくてとっても美味しいのだ。
おとうさんの仕事は忙しい。
今年もさくらんぼ狩りに行けるか怪しいところ。
でも念の為にさくらんぼ狩りの予定を入れておかなければ。
収穫の始まる6月末まであっという間。
我が家に届くさくらんぼとは別に子供たちの所にも届けたいのだ。
送られてきたさくらんぼの箱を開けて…。
みんなそうだと思うんだけど贈り物の中でもさくらんぼは別格!