下の子が高校生だった時のこと。
朝起きると大雪で自転車を入れている物置の前に随分と雪が積もっていた。
これじゃ自転車が出せない、たぶん歩いて学校に行くだろうけど念の為に雪をかいておかなくちゃと思い雪かきを始めた。
積もったばかりの真っ白な雪。
それを雪かき棒でかいてゆく。
随分かいてもう少しで地面が見えるようになったその時なにか毛皮のようなものが見える。
えっ!鼠? いや、狐? いやいや、猫?
そんな毛並みが見えるのだ。
大変!!大雪で何か動物が家の物置の前で死んじゃったんだ、可哀そうに…。
でもどうしようか↴、大雪で土が掘れなくて埋められないし、もう1度雪の中に埋めようかなと思ったその時、なんか指がある…。
狐か猫のように見えたその毛皮に親指の入る所が見えるのだ。
こうなったらもっと掘ってみるしかない!
そのまわりをすっかり雪かきして出てきたのは鼠でも狐でも猫でもない、下の子のミトン型のムートンの手袋の片方だった。
何だよお前!何か動物が死んでると思って心配したのに!
ムカついたから雪かきを途中でやめ下の子に怒りに行った。
すると下の子は「あれ~手袋何処に有ったの~みつかって良かった~無くしたと思ってたんだよね~」とお気楽に喜んでいる。
こっちはね何か死んでると思ってびっくりしてたの!
びっくりしてムカついて文句言いに行ったのに空回りして気が抜けてしまった。
まあ何か死んでいた訳じゃあないから良かったんだけど。
Yahoo みんなのアンテナ ツイッターをにぎわす話題 猫だと思って近づいたら…を見て思い出した。