おとうさんが新年会のビンゴ大会で百貨店協会の商品券をゲットしてきた。
早い話デパートでしか使えない商品券。
近くのスーパーやコンビニでは使えない。
この街のデパートは駅前に1店舗、そこまで出掛けないといけない。
手元の商品券は眺めていてもお腹は膨れないし、そこまで電車や車で行っては何か赤字の気分。
仕方がないから寒いけれど チャリで行って来た。
デパートでも安めの商品が並ぶ一角で何を買おうか物色、でも思いの外高い。
これだと近所のスーパーの勝ちだよ、新鮮だし安い。
でもここで買わないと寒い中わざわざ来た意味が無い。
東京のデパートはそりゃもう美しい。
照明もディスプレイもまるで夢の世界、落ち込んでいた気分まで華やぐよ。
それに比べて田舎のデパートはチョー現実なのだ。
活気がなくて寂れていて…。
ただ、もしこのデパートを東京並にしたいのならば住んでいる私たちが頑張らなくてはならないのかも。
一杯買い物をしてお金を使い、足繁く通わなければならないのだ。
東京暮らしから田舎に戻り、新年にそんな事を思ったデパートだった。