ボーナスも入って、たまにはお洒落なお店にランチに出掛けた。
マルガリータとレッドデビルと言う辛いピザを注文。
薪窯で焼いたピザは美味しくてとっても満足だ。
おとうさんは評判のクラフトビールも飲んだりして、昼間のお酒は効くらしい。
仙台エスパルの東館に成城石井が東北初出店とニュースでしていたので行って来た。
駅前まで用事が有ったから。
テレビで見たときは2階かなと思ったけれど、東館て何処かな?
今まであったエスパルの館内案内図を見て探し回る。
向こうの奥かな?歩きながらあちこち見て。
成城石井に様子を見に来たけれど東館にはそれ以外にも高そうな食料品店が沢山出店していた。
売っているジャムやパスタソースを見ると美味しそうだけれど良いお値段が付いている、しかもどれも山積みだ。
キョロキョロしながら辿り着いた成城石井もニュースでは入場制限が掛かっていたけれど今日はそれ程では無くて、やっぱり売り場ではたくさんの商品が山積み。
東京に住んでいるころ何度か覗いたお店と同じ、売れきれ必須のチーズケーキもやっぱり山のように売っている。
東北きっての都、仙台市では東京ほどでは無いけれど高級スーパーをよく見かける。
それに加えて今度は成城石井が開店して競争は激化した感じだ。
結局人気のチーズケーキは買わずに覗いてきただけだった。
売っている物はいつも買っているものよりちょっとお高め。
たまになら良いかなと思うけれど、東京に住んでいる時には伸びた手が仙台では伸びないのが不思議。
東京では近くにイオンもヨーカドーも無かったからかな、そんなこともあるのかもしれない。
何処も此処も山積みの商品を見て、これ全部売れるのかなとちょっと心配になってしまった。
私が心配しても始まらないけれど、今度行ったらチーズケーキは買うことにする。
そうすることにした。
夏は雲丹の季節だ。
ホヤも食べ頃らしいけれど、やっぱり雲丹。
そこでこの美味しい雲丹を下の子の結婚式で大活躍だった上の子の婿さんに誕生日プレゼントとして送ろうと考えた。
けれど婿さんの誕生日は10月、その頃には雲丹のシーズンは終わっている。
どうしようかと考えて夏生まれの上の子の誕生日と入れ替えてプレゼントすることにした。
贈るのは牛乳瓶の雲丹が良いかな~~~。
牛乳瓶の雲丹とは岩手県内で出回っているミョウバンを使わない自然の味が楽しめる一品のことだ。
値段はそれなりだけどとっても美味しいらしい。
それを送ろうかな?と考えて念の為に上の子に相談してみた。
そこで困ったのは受け取り、漁をして作るから日にち指定が出来ないのだ。
上の子夫婦は共働きだし、すぐに受け取れないとなま物だから食べられなくなっちゃうし。
もう1度考えて、それなら雲丹の貝焼きにしようか。
これだと安全、受け取りに失敗しても次の日でもどうにかなるし。
でもやっぱり生が美味しいよね・・・と考えたけれど、そのうちに遊びに来るかもしれないしと思い直して。
雲丹の貝焼きは福島はいわきの名産品、夏の高級贈答品として有名だった。
原発事故の前はいわき産の雲丹をホッキの貝殻に詰めて焼いていたけれど、今は他の産地の雲丹で作っているみたい。
ところでこの美味しい雲丹、私と上の子は苦手。
みんなにどうして!!!と言われる。
何でかな、でも苦手だ。
昨日の夜は初めてエアコンを入れて寝た。
夕方になっても気温はそれほど下がらずに蒸し暑いままだったからね。
その上おとうさんはあちこちに電話をして大きな声で話しているものだから、すっかり体温も上がって汗まみれだったし。
それにしてもエアコンを点けていると寝心地が良い。
文明の利器、サマサマだった。
今朝は予報通り雨。
丁度おとうさんの出勤時間には土砂降りになって残念だったけど、父の日に貰った傘をさして出て行った。
新しい傘は撥水が違うとかLINEが来てプレゼントを喜んでいた、雨なのに。
申し込んでおいた成人病検診も始まって、青葉区では第1回目の大腸がん検診の提出日。
雨なら違う日にすれば良かったけれど、すでに提出用の採取が済んでいるから雨が小降りになった頃を見計らって出かける。
区役所に行くから合わせておとうさんの会社に出す無職無収入証明書を取って。
雨の月曜日は憂鬱だけどなんだかんだと用事は多い。
今週はずっと雨の予報の上に、週半ばには台風も来るらしい。
雨はそこそこで被害が出ないと良いなあ。
おとうさんの弟から子供が会社を辞めたいと言っていると電話が有った。
子供とはこの春におとうさんの勤める会社に入った甥っ子の事だ。
本当に辞めなくても内心辞めてやる!と思うことは誰にでもあるし。
そんな事かなと思っていたら母親に辞めたいと連絡が有ったみたいなのだ。
折り返し甥っ子におとうさんが電話をした。
内容はどうも上司に強く指導されたことみたい、甥っ子は納得いかなかったのね。
まあ、結局もう少し考えてみるという事になり、すぐに辞めるという事にはならなかったんだけど。
それはそれで良いの、そんなことは何処にでもあるから。
でも、甥っ子は知らない。
その電話の後でおとうさんが自分の部下に電話をかけまっくたことを。
おとうさんの部下は甥っ子の上司、同じ会社とはそういう事。
甥っ子はその包囲網に巻かれていることに気が付いてはいない。
一人で世間を渡っているんじゃないんだ。
冷たい私なら、辞めればと簡単に言うところだけれど。
おとうさんはとっても優しい、とことん人脈を駆使して甥っ子の辞められる道を摘んでしまった。
好きな事を続けて生きていくのが良いのか。
辛いけど働くのが良いのか、辞めるべきなのか。
高卒で他の仕事が有るのか、食っていけるのか。
甘えているのか、死ぬよりマシなのか。
まず、お母さんにもう辞める!と電話した甥っ子はちょっと甘えていた気もするけれど。
おとうさんの部下は辞める話を持ってきても受け付けないからとおとうさんに答えていたみたいだ。
甥っ子よ、おとうさんの会社を選んだその時に、もう今の道は分かっていたのよ。
それに本当に辛くなるのかこれから。
自分で何かを決めなければいけなくなった時。
どうにか困難を乗り越えて明日を目指してほしいなあ。
専業主婦の私は偉そうなことは言えないけれど。
結婚した下の子が帰るときにダイニングテーブルに使える古い机を持って帰った。
タダだし、車にも積めたし。
欲しいんならあげるけれど。
その机は私が結婚して少し広めのアパートに引っ越した時に実家から貰ってきた物だ。
とても古いから足が歪んでいた、それを付け替えて貰ってきたのだ。
私が子供の頃から実家に有ったから、かれこれ60年越えの代物だと思う。
天板は汚れてシミも有るし磨いても輝いたりしないのに、そんなもので良いの?
でも大きさは手ごろだし、使えるっちゃ使えるけれど。
そう言えば足を付け替える時に母も言っていた、これ持っていくの?と。
その言葉を私も子供に言おうとは思ってもみなかったよ。
きっと婿さんはこんな汚いのどうなの!と内心思ったよね。
それなのにさっき子供からLINEが来た。
机べんり!最高!だって。
古い机もきっと、まさかもう1度役割を与えられるとは思っていなかっただろうなあ。
新婚さんに不釣り合いな汚い古い机は子供の家の新しい一員になったみたいだ。